
使い捨てが当たり前になった今、“直して使う”という選択をする人が増えています。なかでも時計は、「壊れたら終わり」ではなく「直して継ぐ」ことにこそ価値を見出される存在。新品より高くつくことさえある修理をあえて選ぶのは、それ以上の価値──記憶・感情・歴史がそこにあるからです。本記事では、時計修理に込められた想いとその背景を探ります。
目次
1. 購入価格より修理費が高くなるケース

時計の修理費用は、ブランドや症状によっては購入価格を上回ることもあります。たとえば国産のクォーツ時計(電池式)でも、ムーブメント交換や部品の供給終了により2~3万円以上の修理費がかかることもあります。国産の場合、修理費用が商品購入価格を上回るケースはしばしばみられます。
ロレックスやオメガなどの高級機械式時計の場合、オーバーホール(分解掃除)だけで5万円〜10万円が相場で、部品交換が重なるとさらに高額になるのが実情です。
2. 愛着という“見えない価値”が人を動かす

時計は単なる時間を示す道具ではなく、人生の節目や大切な人との思い出を刻む“物語の媒体”です。
購入価格をはるかに超える修理費がかかっても、その時計に宿る“思い出”や“感情”が手放せない理由になることがあります。「祖父から譲り受けた」「大切な人から贈られた」「初任給で買った」など、**時計は人生の節目を象徴する“物語の媒体”**です。
🗣 体験者の声(30代男性・東京都) 「大学卒業祝いに父からもらったタグ・ホイヤーをずっと使っています。ガラスが割れたとき、修理代が6万円と聞いて一瞬迷いましたが、買い替える選択肢はなかった。“父との時間”が詰まっているので。」
🗣 体験者の声(30代女性・東京都)
「実家を出て上京するときに、母から記念としてもらったのがショパールの腕時計です。仕事でもプライベートでも、お守り的な存在になってくれている腕時計。しっかりとメンテナンスして、この先もずっと大切に使い続けていくつもりです。」
wedding.mynavi.jp🗣 体験者の声(30代女性・東京都)
「部屋で探し物をしていたら棚の奥からふと腕時計が出てきた。これは、約10年前に私が新社会人になった時に母がプレゼントしてくれた時計だった。母は厳しく、一般的に見て母親らしい母親ではなかった。亡くなってからも思い返すのは厳しいことを言われた思い出ばかりで、愛されていたとは思えなかった。でも、この時計を見つけた瞬間、ぶわぁ~っと記憶が巻き戻ってきた。母の愛情を感じた。」
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3. 修理店が語る「それでも直したい人たち」

1930年創業の老舗「五十君商店」や、全国展開する「Watch Company」などでは、“買い替えたほうが安い”時計をあえて修理に出す人々の情熱に触れることが多いといいます。とくに初デートや結婚記念日など、感情の記録媒体としての時計に強い愛着を持つ人が多く、時計修理職人にとってもやりがいを感じる瞬間だといいます。
🛠 五十君商店 技術者の声
「高級時計よりも、量販店で買った時計の修理依頼のほうが、持ち主の思い入れが強いことも多い。“これだけは直したい”という熱意に、こちらも応えたくなります。」🗣 お客様の声(オメガ)
「父の形見のオメガを以前から修理したくて、一度、他の修理工房に依頼しましたが、部品の調達が出来ない事を理由に断られました。その後、WEB検索して、御社を知り、ダメ元で修理を依頼させて頂きました。調達出来ない部品は、別途作製するとの内容で、修理内容も詳細に伝えて頂き、とにかく、動くようになる事が、嬉しかったです。修理代は、大幅にかさみましたが、その分、大切に使いたいと思います。今後もお世話になります。」
4. “修理できる時計”という価値基準

現代の時計選びにおいて重要なのが、修理が可能な設計かどうかです。ロレックスやオメガは部品供給期間が長く、修理の前提で設計されています。一方でファッションブランドの一部モデルでは、パーツ供給が終了して数年で修理不能となるケースもあり、長期使用に不向きです。
5. サステナブルな時代における“修理”の意味

使い捨てを見直す時代において、時計を修理して使い続けるという行動はサステナブルな選択肢としても注目されています。欧米では「Right to Repair(修理する権利)」の動きが広がり、製品を自分で直す自由と設計思想が求められています。アップルやダイソンといった企業も、自社製品の修理マニュアルを公開し始めており、時計の分野でも“直して使う文化”が見直されているのです。
まとめ

修理費が購入価格を上回ってもなお、時計を「直したい」と願う人がいるのは、その時計が単なる道具ではなく、自分自身の時間や記憶を刻んだ存在だからです。修理とは、壊れた部品を交換すること以上に、“物語”を未来につなぐ行為なのかもしれません。
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ALLU WATCH REPAIRは、高級時計からアンティークまで最高品質の修理を提供する修理工房です。
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東京・横浜・名古屋・大阪に店舗を展開し、持ち込みによる修理受付も可能。もちろん全国からの郵送修理にも対応しています。経験豊富な技術者による体制と、安定した処理能力で、幅広いブランドのオーバーホールにも安心して依頼できる修理店です。
WATCH COMPANYは、豊富な修理実績に裏打ちされたノウハウで、的確な対応を可能にする修理工房です。
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「時計修理シエン」は、メーカー修理部門出身の技術者が在籍し、高度な分業体制で品質を追求する時計修理専門店です。オーバーホールを担当する技師と、仕上げ(ポリッシュ)専任の技師がそれぞれ在籍しており、外装と内部機構の両面から丁寧なメンテナンスを行っています。
ロレックスはもちろん、オメガ、パネライ、フランクミュラーなど多くの高級ブランドに対応。全国からの郵送修理に対応しており、大阪と東京の店舗では持ち込みによる相談・受付も可能です。ブランドごとの特性を理解したうえで修理してくれる、専門性の高い一店です。
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